借りぐらしのアリエッティ 感想

ちらっと見たことはあるけど、ちゃんと見たことはなかったので、
見てみました。

少年、翔と小人の少女、アリエッティの物語。
季節は春から夏にかけてくらいなのだろうか？
美しく綺麗な草花がたくさん翔の家の庭に生えている。

小人の少女、アリエッティの目線から見た家、庭、森の風景が
いつも人間の目線から見るアニメとは違って新鮮さを感じる。
小人の目線からのアングルが大変良い。

小人の生活圏は家、庭、森くらいの大変狭い生活圏なのに、
アングルが良いのと、草、花、木、家の中の物体の描写が素晴らしいので、
大変楽しめるアニメだ。

少年と小人の少女のひと夏の冒険のようなテーマだったけど、
人間に母親を捕らえられたアリエッティが翔の助けを借りて、
母親を救出するという、
大変狭い行動範囲での出来事だった。
小人にとっては、この行動は大変勇気の必要な行動のようだ。
人間に見つかったらひとたまりもないほどの大きさだからね。

結局、アリエッティ一家は存在が人間に知られてしまったので、
新天地（新しい家）を求めて、翔の家の前の森を抜け、
やかんに乗って水路を下って、
新しい住処へ。

小人の行動範囲は人間の行動範囲とは違うので、
全体的にこじんまりとしていて、
壮大な物語というわけではありませんが、
小人の目線からの世界観という、
珍しい構成のアニメなので、
それなりに見ごたえはありました。

スタジオジブリの作品は小粒っぽくてもいいですよね。
素朴な物語が素敵。

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